取り扱い鰻について
- 日本鰻 三重県産
- 松阪市
- 6月が旬
1年を通して供給が可能です。
- 1970年台の伊勢湾北部は養鰻場が200軒以上もあった鰻の一大産地でした。ナトリウムを含む豊富な地下水は美味しい鰻を育てるのに絶好の水質でした。その後、行政の市街化計画によって宅地や大手食品工場に売却され、現在では8軒の池が年間400トンの生産を行っています。
- 自主検査になりますがオキソリン酸、抗生物質などの残留検査を行っています。
- 日本鰻 愛知県産
- 西尾市 高浜市
豊橋市
- 7月が旬
1年を通して供給が可能です。
- 愛知県幡豆郡一色町は西三河南部の三河湾に面したところにあります。交通の不便さによって養鰻池は多用途に転換されることなく120軒の池で5000トンの活鰻が伝統の養鰻技術で生産されています。
美しく波穏やかな三河湾、年間の日照率が高く温暖な気候、近くには一級河川、名水矢作川が流れ、豊富な清流を養鰻池に引き込める好立地が現在の一色産鰻を支えています。
- 各養鰻組合の主導によって池ごとに養殖履歴がわかるようにトレースコードを検査証に明示してあります。
それによってシラスウナギの池入れ時期、投餌履歴と餌の内容物、投薬履歴と薬の内容物などが表記されています。
- 日本鰻 鹿児島県産
- 邑楽郡東串良町
千代市
- 9月が旬
それ以降は1年を通して供給可能です。
- 養鰻の歴史は新しく、1980年台から本格的な企業養鰻として大隅養鰻組合が稼働しました。
企業化した養鰻家は1軒の養殖面積が平均で1万坪という広大な面積を有し40軒弱の池で日本の養殖鰻の約半分に値する1万~1万5千トンの活鰻を生産しています。
- 自主検査でオキソリン酸、抗生物質などの残留検査を行っています。
- 日本鰻 宮崎県産
- 宮崎市佐土原町
- 6月が旬
1年を通して供給が可能です。
- 九州では1960年代に宮崎市佐土原町に最初の養鰻池ができてから年々増えていきました。1980年代には100軒以上の池がありましたがその後の鰻価格の急落によって統廃合され現在では40軒弱の養鰻池で年間約4000トンを生産しています。
- 自主検査でオキソリン酸、抗生物質などの残留検査を行っています。
- 日本鰻 静岡県産
- 静岡県浜松市
榛原郡吉田町
- 10月~5月
- かつて日本の養殖鰻のメッカとして一大ブランドを築いた浜名湖産と吉田産鰻ですが立地条件の良さによって土地の高騰を招き、宅地化や大手食品工場に業種転換するなど最盛期は1000軒以上あった養殖池も今では50軒余りの池で年間2500トンの生産を行っています。しかし依然としてブランド力は№1。
- 自主検査でオキソリン酸、抗生物質などの残留検査を行っています。
- 日本鰻 大分県産
- 日田市
- 1月~7月
- 日田天然水で全国的にも有名な日田鰻。現在では1軒の養鰻家によって守られています。流通価格の変動に左右されない独自の養殖法によって手間は掛かりますが健康で身質が詰まった美味しい鰻が供給されます。
- 自主検査でオキソリン酸、抗生物質などの残留検査を行っています。
- 日本鰻 中国産
- 広東省台山
- 11月が旬
1月~2月の寒の時期がふっくらでパリッとした柔らかい鰻です。
- 気候の温暖な広東省は台湾よりも更に南に位置し、一年を通して温暖な土地です。1980年代に台湾の養鰻家が広大で山からの水が豊富な台山地区を開拓し、一大養鰻地域として毎年生産量を増やしてきました。
日本向けの活鰻のみを養殖し、投与される薬品の残留検査もポジティブリスト制によってすべて公開という非常に厳しい管理を行っています。身質も粘土質の柔らかい土地によって青手で胴から尾にかけて肉付きの良い豊満な活鰻に仕上がります。
- 中国活鰻はポジティブリスト制によって残留薬物や一般生菌・大腸菌の検査を中国内と日本の検疫所で行っています。そして「検出せず」の検査証によって通関が切れ輸入が完了するという厳しさです。日本が輸入している300品目以上の検査対象食品の中でも鰻はもっとも検査が厳しい食品の一つです。
- 日本鰻 台湾産
- 台南 高雄 嘉儀
- 2月が旬
3月~5月が脂が身全体に廻って美味しい鰻になります。
- 台湾での活鰻の歴史は1960年代にまで遡ります。もともとは台湾で採れる日本種シラスウナギを日本国内に持ち込んで養殖したのが台湾との関係の始まりです。その後台湾島内でシラスウナギを育てクロコウナギにまで成長したものを日本に輸出し、最後には成鰻まで大きくて日本に輸出しました。
最盛期は台湾島内で500軒以上の養鰻家が露地養殖を行っており、温暖な土地と安い養殖経費によって2万~3万トンの活鰻が日本に輸出されました。
その後日本種シラスウナギの激減によって生産地を台湾から中国に移した養鰻家が多く、台湾島内の養鰻業か空洞化されましたが、2014年に再び日本種シラスウナギの豊漁に沸き、かつての養鰻王国復活が期待されます。
- 中国と同じく通関前に残留薬物の検査を日本の検疫所で行っていましたが過去2年間に陽性反応が出た検体はなかったことで2013年に検査命令は解除になりました。
これによって日本に到着後、書類検査で通関できるようになりました。しかし20通関に1回、モニタリング検査を行って残留薬物を調べています。